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新旧入り交じった熱海の歓楽街
温泉街には歓楽街も欠かせない存在であり、熱海もその例外ではありませんでした。かつて、慰安旅行では必ず立ち寄ってもおかしくない歓楽街が、国道の海岸通りを渡った先に存在しています。
その歓楽街の名を渚町と言い、個人経営の飲食店や居酒屋、「マッサージ」や「エステ」、「トルコ（風呂）」を名乗る性風俗店もあれど、民家も軒を連ねています。強引な客引き防止対策として、無料の風俗店案内所も軒を連ねていますが、近年では熱海の観光客が大型観光ホテルに流れてしまい、夜中でも人通りがまばらか皆無状態に陥り、廃墟と化している箇所もちらほら見かけることがあります。このような状況を含め、温泉観光都市である熱海の衰退ぶりを物語っていると言えましょう。
客引き防止が行われている状況下でも、近年まで男性観光客に対してポン引き行為を行っている老齢女性が渚町界隈をたむろしていました。なお、この女性の最晩年はホームレスと化してしまい、結果として凍死してしまったそうです。減少の一途をたどっているストリップ劇場も営業しており、老齢の女性が現在もストリッパーとしてステージに立ち続け、ストリップダンスを披露し続けています。
熱海の歓楽街である渚町は、新旧入り交じった歓楽街でもあるのです。
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